このようにたっぷりと砂山ができています。冬の間は一週間で室内にこのくらいたまります。この砂をセメントにでも使えるかと言えば、この砂はたっぷりと塩分を含んでいて、ほったらかしておくだけで、扉のレールなどが錆びてしまいます。そんなわけで即刻掃き出さなければなりません。
この隠れ家の一階はこのようなこともあり、土間(コンクリートですが)の部屋になっています。一階に生活空間をつくると結構大変だと思われます。下の写真は建物側面のドア扉ですが、海からの風が吹き溜まりこのようになってしまいます。
とにかく、海辺の家は難題が多いです。以前に湘南・七里ヶ浜に面した家の紹介が雑誌に載っていたのですが、昔は浜辺が見えていたのに、その時には全く外が見えないクモリガラスになっていました。この場合まさに磨りガラスということですね。海を見たくて大きな窓を付けてもそのガラスは砂によって目隠しされてしまうわけです。まあ、10年以上の年月がかかってのことですが・・・。
また、海辺と言っても岩場や砂浜の無いところではなりませんが、しかし日々の中でも海を見えなくする邪魔者がいます。それを次ページで紹介しましょう。
さて、次は「塩」のお話です。
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