1998.3.5
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第3話 これがPowerザウルスの最新情報だ。

 まずは昨年9月から私のPowerザウルスが、どのように使われているかご紹介しましょう。 まず、メインに使うのはモデム付きのモバイル・パソコンとしてが中心です。
 私は個人のメールアドレスに送られたメールは個人のサーバーと 同時に会社のサーバーにも送られます。ほとんど会社のメール確認でも済むのですが、自宅や出先 での個人宛のメール確認にこのPowerザウルスを使っています。  自宅でパソコンからアクセスする事もできますが、電源を入れてから、メールソフトを立ち上げ てという一連の作業は結構おっくうなのです。そこでこのPowerザウルスを使うと、メール画面の 接続ボタンを押すだけでメールをダウンロードして、すぐに接続を切ってくれます。自宅でやる時は アナログの電話回線を使用しますが、外出中にはPHSのPCカードタイプを使ってデータ送信をします。
 たとえば、通勤の朝、地元の駅で電車が出てしまった直後などに、次の電車が来るまでの5分ほどの 間にメールをダウンロードしておき、電車に乗ってからそれを読みます。気取ってるように見えますが 本当にやってます。また、スピードの遅い電車の場合ですと、車中でもPHSを使うことができる時があ ります。次に使うのは、インターネットのブラウザーです。実際にはこの小さな画面では使いようがな いと思われますが、情報にアクセスしたいときにはたとえ小さくともあれば便利です。

 昨年末にあるパソコンショップで56,000bpsのモデムを購入しようとしたのですが、 その商品のパッケージに、56,000bpsの使えるプロバイダー表示に私の使っているところが載っていず、 店の人に聞くと解からないから、その会社へ電話して聞いて欲しいと言われました。 しかし、その日は12月30日で、すでに休みに入っています。年明けまで待ってまた買いに来るのも面倒だし、どうしようと思ったとき、そうだ「ホームページを見れば良いんだ」と気づきました。 しかし、出先でどう見ればいいんだと思った時に「そうだ私には強い見方があった」のだと気づいたのです。 それでホームページから無事に確認をして購入に至ったのでした。
 そして、このような時のために自分の活用するようなホームページのリスト及びリンク集を 自分のホームページに作っておけば便利だなと考えまして、そんなホームページを現在開発中です。

 このように通信端末としての機能が一番使えます。
 私にとってPowerザウルスはカラー表示のできる携帯パソコンという部分で十分でした。 スケジューラーとしての部分や電話番号メモとしての部分は通信機能の無いもう一つのPDAで あるシャープのWiz800を使い続けています。 なぜなら、一番大きな問題はPowerザウルスは内蔵メモリーが少なく、 ユーザー用の空きメモリーが3.5MBほどしかないので、これにスケジュールや、もろもろのものを入れてしまうと 通信や写真撮影に使う余裕が無くなってしまうのです。ましてや顔写真付きのアドレス帳なんてもってのほかです。 そこで機能を限定した使い方をしています。

1.メール通信及びメールボックス
2.インターネット・ブラウザー
3.表計算ソフトを使う書類(エクセル感覚で使いやすい)
4.メールアドレス中心のアドレス帳
5.デジタル・カメラ(メモ程度に)
6.辞書の機能(メモリーは使わないですから)

つまり、PDAに期待するシステム手帳的なことは、期待していません。 なぜなら、私流のスケジュール管理方法からみると、ほとんどのPDAのスケジュール管理システムは アマチュア的なので・・。(俺はプロなのか?)

以上のような使い方を基に最新の性能をザウルスシリーズを解説します。

ザウルスポケット写真

ザウルスポケット<MI-100>シリーズ
1997年11月28日発売のザウルスポケット(画像:シャープ社より)

まず、「ザウルスポケット」ですが、中のソフトウエアは全くPowerザウルスです。 Powerザウルスのモノクロ版と言うことになりますが、私はカラー表示のできる携帯パソコンが 欲しいのでちょっと問題でした。 しかし、10MBの内蔵メモリーはくやしいところです。
また、乾電池でも使えるなどたしかにメリットは多いのですが、
そこはシャープです、すべてのメリットは簡単にはつけません。この商品の問題点は

1.モデムのスピードが14400bpsであること
2.PCカードが使えないこと

 モデムのスピードが14400bpsであることはインターネットをやるにも遅すぎて、使う気になりません。 ちなみにPowerザウルスのスピードは33,600bpsであり、PHSの32Kデータ通信を活用できます。 また、そのためにはPCカードタイプのPHSがおすすめなのですが、それが使えません。 なぜ、PCカードタイプのPHSがおすすめかというと、他のノートパソコンなどにも使用できるからです。 携帯電話などの通常の電話とつなぐケーブルは20,000円ほどしますが、ほかに使い道はありませんし、 この価格20,000円以下でPCカードタイプのPHSは購入できます。これがモバイラーの標準PHSとなるでしょう。
以上のことを考えると、この商品で行うことはWiz800でもよいことになります。

そんなわけで、「いらないもんね!」と思っていたのですが、
本日、シャープからのメール案内で新型のPowerザウルスの情報が送られてきました。

Newパワーザウルス写真

パワーザウルス<MI-610>シリーズ
1998年3月発売の新型パワーザウルス(画像:シャープ社より)

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【お知らせ】
本日、シャープ株式会社は”パワーザウルス”の第二弾<MI-600>
シリーズを発表しました。
当シリーズは、マルチメディア機能を更に強化し、ビジネスはもちろん
プライベートユースも、これまでにない用途と楽しさの世界を拡げた
モバイルビジネスツールです。
形名 MI-610DC : MI-610
標準価格 168,000円(税別) : 130,000円(税別)
発売日 1998年3月12日
●10MB(ユーザーエリア約7MB)
●33.6Kbpsモデム内蔵
●ソフトコレクションCD-ROM付属
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その仕様は現行Powerザウルスの内蔵メモリーを10MBに増やし、そのほかの部分をバージョンアップをしたものです。現状Powerザウルスユーザーへの内蔵メモリーの増設サービスをする位のバージョンアップサービスをして欲しいところですが、たぶんシャープはしないんでしょうね。
しかし、インターネットの旧型Powerザウルス仲間はそうそうに裏技を論じあってくれるでしょう。

以上が現状報告です。

 

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