1997.10.8
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第1話 「やっと入り口を見つけた」

 近頃はスッカリ「モバイル」ブームです。 Mobile(モバイル?モビール?モビル?モーバイル?)外人の発音はどれなんでしょう?
 もともとPDA(パーソナル・デジタル・アシスタント)なる物には 以前から関心はあったのですが、今までどれも幼稚で買うにはなりませんでした。 PDAと言えば有名なシャープの「ザウルス」ですが、やはりあまり魅力を感じませんでした。 なぜなら、ペン入力に不信感があったからです。 ところが、1996年の秋にカラーザウルスが登場し、ちょっと魅力的で やっとPDAに関心をもち研究を始めました。 しかし、その時のカラーザウルスはCPUのスピードやボディサイズの大きさなどを考えると まだまだ、私は納得できませんでした。
 しかし、ペン入力の能力がこんなに進んでいたのか!と関心はしまして、 ならば一番実用的な機種でシャープの技術を研究してみようと思いたち Wiz800というPDAを買って使い始めたのです。
 これはザウルスの弟分で電話通信などはできませんが、電話帳とスケジュール管理には十分使えましたし、 電池も80時間も持つので、私は半年位はもってしまいます。 また、Macintosh にデータ転送をするソフト「Wiz on Mac」という物もありまして、 まずはおすすめ出来ます。
Wiz800
スケジュールと電話帳に使用しているWiz800(シャープ社画像より借用)

 ところが、ところが、あのシャープは1996年に圧倒的な話題で売った、 あの「カラーザウルス」のオーナーをたった一年で奈落の底に落とす新製品 「Powerザウルス」を発表しました。 これは、この私が想定したスペックをかなり満たした製品で、発表直後から インターネットで商品情報を探り、購入を決定してしまいました。 私の人生で「商品も見ずに予約」をしてしまったのは初めてかも知れません。 どうしたことなのか、理屈ではない魅力と言うものなのです。 発売日は一週間遅れましたが、素直に待つしかない私でした。 私はとにかくその日を待ち、ついに手にいれたのです。

PowerZaurus
PowerZaurus登場(シャープ社画像より)


 私の周囲に「モノクロザウルス」のユーザーや「カラーザウルス」のユーザーもたくさん見受けます。 ですから、多分この「Powerザウルス」ユーザーもたくさん現れると思われます。 しかし、この商品はまだ、発売からあまりたっていないので(1997年10月の時点) 雑誌やムックも少なく情報不足です。またシャープの販売のうまさもあって ユーザーメリットは公表されません。 その辺を私はインターネットと自分の体験でかなりのことが、解ってきましたので ご報告をしたいと思います。
 まず、この製品は使えるかと言う問題ですが、これはウルサガタの私に言わせても 「使えます!」これは恐れ入る製品です。 何が使えるかと言うと通信機能です。 この「Powerザウルス」は「モデム」にPDAと小型パソコンの機能を付けたと考えて良いでしょう。
 スケジュールやアドレス帳などは従来のザウルスと思えば良いでしょう。 通信に関しては

1.通常の電話回線(アナログ、デジタル)
2.デジタル携帯電話回線
3.PHSの32Kデータ通信のPIAFS回線
 上記の全てが使えます。

 また、エクセルと互換性のある表計算機能とMS Wordと一太郎と互換のワープロ機能があり、 これはPDAというよりパソコンか?(性能は低いが)
 また、従来の「カラーザウルス」よりもスピードが2倍以上早くなり、 まあ、許せるスピードになりました。 その背景にはメモリーを増加して、かなり処理に使っているらしいのですが。 そのような事もあって内蔵メモリーは6MBもあるのですが、使用できる残量は3.6MB足らずで すぐにメモリー不足になってしまいます。 しかし、Windowsのユーザー向けにはデータ通信できるソフトが付随していて 問題は無いのですが、われわれ少数民族のMacintosh派にとってはすぐに食料難になってしまいます。 そこで、われら少数民族のMacintosh民族が生き延びるため、私は情報を探す旅に出たのです。
 メモリーバックアップの運命はいかに・・・。

 

第2話 「これがPowerザウルスの裏・情報だ。」へ続く

 

PwerZaurus

カメラ付PowerZaurus(シャープ社画像より)


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