No.5

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Miurlia半島!

 TTT-No.4「イタリアへたり」、fukuda's記事でイタリアを紹介をしましたが、これから私の思い入れでかなり強引なコトを語ります。

 私もラテンなイタリアが好きなのですが、私がイタリアへ行った時に北部を拠点にイタリア半島の真ん中まで行きました。その時に思ったのは高い山が無くて「丘」って感じの山ばかりだなと思ったことです。特に関東に住んでいると丹沢や長野など日本アルプスなどの高い山や山脈が「山」のイメージです。ところがこのイタリアではそれが無いのです。しいて言えばイタリア半島にとっての丹沢はスイスなどの本物のアルプスにあたります。
 そう考えた時、ヨーロッパの地中海側は神奈川県に似ていると思ったのです。
ブーツカタチをしたイタリア半島はハーフブーツカタチをした三浦半島に似ているなと「強引」に感じたのです。

 これがMiuralia半島だ。そう言われてみればイタリアってこんなカタチだったかなって感じしませんか。右側がアドリア海という東京湾で対岸がギリシャやユーゴなどのあるボウソウ半島である。東京のゼロメートル地帯はベネチアとも呼ぶ。
 左側の海岸線はモナコやニースのある湘南コートダジュールであり、もっと左へ行くと伊豆リア半島(イベリア半島)があり、スペインやポルトガルがあるのだ。いずれ伊豆リア半島の話も書くつもりだが、今回はミウラリア半島を紹介しよう。

 強引に地図を重ねてみた。ハーフブーツのカタチを無理矢理ロングブーツに近づけてみたら下のようになった。つま先が下に向いてしまったが、城ヶ島はシチリア島にあたる。地図上の文字が読みにくいかもしれないが、この地図で見ると左の上のジェノバのあたりが鎌倉だ。真ん中あたりのROMAは葉山御用邸のあたりになる。

 西側の海岸通りという道路を走って南下して行くと半島の丘陵地帯の上を走るのだが、両脇に西瓜や大根などの畑が綺麗な畝を見せてイタリアの田園風景を感じなくもない。

 ナポリになるあたりは秋谷や佐島か。ベスヴィオ火山のかわりは三浦半島で一番高い山「大楠山」だ。 大楠山は神奈川県三浦半島の最高峰、標高242m。
 このあたりの海岸は湘南の喧噪から離れて静かである。近年はTVドラマやCFロケに良く使われている。また、マリンスポーツのヨットハーバーなども逗子、葉山、佐島、油壺というように多くある。ヨットだけでなくサーフィンやウインドサーフィン、シーカヤックなどあらゆるものが海上で見られる。
 また、この周辺には海に憧れた人々がどんどん移住してきている。
MAGO-NET TimesのERTでも「海辺生活に憧れて」を書いたが、それとも連動する話であるが、先日この海辺を歩いてその「海辺憧れ族」の住処を覗いて見ようかと思ったのだ。「海辺生活」そのもののディティールはERTで紹介する予定だが、風景としての海辺はこのTTTで紹介して見ようと思う。
 昔に読んだ本で湘南はどこからどこまでかというコトを解説していたのだが、20年前のその本の結論は大磯から長者ヶ崎までということだった。その頃の見解としては良いのではないかと思った。その当時は逗子、葉山御用邸と浜辺の続きのある長者が崎海水浴場までは湘南の弓形の内側と言うことになるのだ。

 しかし、近年の不動産関連の演出もあり長者ヶ崎を超えた所でも「南葉山」などという名前を使いだして、現在では相模湾全体を湘南と解釈したがっているようだ。

 そこで従来の湘南は、あえてせずに長者ヶ崎から南下して海岸を見て歩いてみたいと思ったのだ。先日、長者ヶ崎から、芦名まで歩いてみた。そのビデオから画像を取り出して次回報告したい。

 話は変わって、イタリア半島の真ん中を縦断している道路を、南に向かうことからイタリアを縦断する「太陽の道」(アウト・ストラーダ・デル・ソーレ)というのだが、このミウラリア半島にも、南へ向かう道がある。
 まっすぐにタテに走るその道の名は「ヨコヨコ道路」という。

  さて、長者ヶ崎からのレポートです。→
 Editor in chief : Acchio F. Magonotti   Copyright : MAGO-NET 2003