No.7

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(注:前回この記事はムカムカ中に書いたため、誤字脱字が多く修正しました)
カウンタ0000。
 ご無沙汰しています。この2週間ほどHPのアップが出来ずもうしけありませんでした。その理由は月末に向けて、あるサイトの立ち上げが佳境に入っており、このサイトへの集中力が起きませんでした。その2週間前ほどにカウンタが「0」になる話の予告をしましたが、今回はそのお話です。

 自分の車やバイクでメーターが上のようになってきたらとても気になるものですね。私も以前からこのような写真を撮って見たいと思っていたのですが、今回初めて撮ることができました。普通ですと走っている最中になってしまったり、カメラを持っていなかったりしますが、今回は通勤に使っている50ccのスクーターです。駅までの片道3Kmですから、往復6kmです。これで9999kmを割ると1666.5回となり、1年に200回くらい使うとして、約8年位かかったことになります。今、登録証をみたら平成6年の11月の末でしたので、8年半なので、ほぼ合っています。
 このように片道3kmの積み重ねですから、いつかはこのような写真を撮ることはできるだろうと思っていました。

 実はこの写真を撮る日の朝はメータは9969km程でした。

 このほぼ30kmの余裕が私に悪夢を見せることになるとは思いもしませんでした。
この日は日曜日で天気も良く、梅雨入り前の気持ちの良い日でした。日曜日でもあり、このメーターに関することはあと5日ほどしたら気にすれば良い、そんな日だったのですが、湘南にあるクライアントに急遽届けるものがありました。いつもなら、先方に駐車場もあるのでクルマで行くのですが、あまりにも「気持ちの良い」日だったので、これはバイクで行こうと思ったのです。しかし250ccのスクータでも良かったのですが、なんかこれは短パンでお気楽に行く方が「湘南ぽい」と思い、原チャリ・スクーターで行くことにしたのです。この時、行き先までの距離はほぼ15km位と気づきました。往復でぎりぎりになってしまう。迷ったが15km以内と思い行くことにしました。その際にカメラを持って行こうかと思ったのですが30km以内だろうと思いながら出発しました。

 裏道を快調に走っていったら、それは遠回りだった。

 以前にクルマでの距離は15km位だったのだが、着いてみたらほぼ15kmを超えていた。これではぎりぎり間に合わない。せっかく8年半もこの瞬間を待っていたのに、家の近く1kmもあるところで9999kmを迎えてしまったら、歩いてカメラを取りに行かなきゃならなくなる。往復では2kmも歩くことになる。とにかくギリギリ近道をするしかない。そこで藤沢から町田へ向かう王道の道をもどることにした。自宅への裏道は湘南台と言われるあたりから、裏道に入るとクルマが少なく走りやすいのだが、これが遠回りになるのだ。そこでこの湘南台の交差点を直進して一番緩やかなコースでもどることにした。いつもこの交差点では必ず右折するのだが、今日は直進だ。その前の道路でもクルマの左側をすり抜けて気持ちよく私は走っていた。夕方の風が寒くも感じる気持ち良さなのだ。

 その交差点は3車線。

 私はその交差点を直進すべく、真っ直ぐに進行した。道路は片側1車線が3つに分かれた。左折車が左の車線に入る。私は直進なので左折車と直進車の間を静かにすすんで信号でとまった。私の前にはもう一台のバイクがいた。信号が変わるまで静かに待った。ただ気になったのは交差点の先に数人のポリスマンがいることだ。何があったのだろう、事故でもあったのか?でも私は真っ直ぐ走るだけである。何も気にすることはない。・・・と、信号が変わった。前のバイクが走り出した。するとそのポリ公が道路に出て来るではないか。一体何が起きたのだ。私は交差点の真ん中ほどで「嫌な予感」がしたので、左折して逃げてしまおうかと思った。しかし、そのようなことになるとメーターがオーバーしてしまうかもしれない。私に「非」は無いはずだ。そのままもう5メートルほどを時速1kmほどで進んだ。やはり、ポリ公は呼び止めた。「いったい何ですか?」と私。「あそこは左折しかできないのです」とポリ公。「曲がっちゃいけない」とか「進入禁止」というのは良くあるが、真っ直ぐ走ってはいけないというのだ。いったい何を言っているのだ、このデブ公は。全く意味が分からないのだ。そして、その場にいたポリ公4人にバイクは全てつかまっていた。なんと、この交差点は3車線の真ん中だけ直進で両脇はそれぞれ右左折専用なのだ。しかし、私達バイク人は直進車線のつもりでいるのであって、左折車線から無理に直進車線にもどったわけであはないのだ。それこそ、黄色い線を越えていたとか、踏んでいたという「言い掛かりなのだ」と、この話はいずれTTTでみなさんが同じ目に遭わないように地図入りで詳細に紹介しようと思っています。とにかくここは藤沢警察の罠であることは確かなのです。

 なにしろ、反則切符5000円です。5分から10分に1人は絶対に捕まえることができますから、1時間もすればポリ公1匹で人間を6人は捕まえて30,000万円の税収になるワケです。3時間もやれば一匹10万円ですから、この日は4匹でやってましたから、40万円の収益です。国民が歩くより遅いスピードで道を真っ直ぐすすむだけで、5000円を取るこんな三流国家なのです。というわけで、とにかくムカつくことになってしまいました。

 それは、あとちょっとで来た。

 なんとこの原稿を書くために、5000円の経費がかかってしまったのです。ムカムカしながらも、この8年半目の瞬間のために気持ちを切り替えて集中しました。家に近づくとギリギリなんとか間に合いそうだ。それもぴったりくらいかもしれない。どんどん近づく。さて、この坂を上って左折を2回すれば着くというその坂の途中で上の写真になったのだ。そこは家の目と鼻の先というやつなのだ。しかたなくカメラを取りに歩いていった。戻って上の写真を撮ってから静かに走り、下の写真を撮った。この間ほぼ50mである。こんなことをするのは馬鹿である。

 
 もともと馬鹿を承知でこのMago-net Timesを作っているし、読者も「バカネット・タイムス」と思っているので、気にすることもなく下の写真も撮った。
 つまり、もう50m走ったのだ。ここで5000円の税金の価値が0になったのだ。この為の税金を払うのだ。この記事をまとめないともったいなのだ。その場所は下のような他人の家の前であった。

ここでこのバイクは新車に変身したことになる。この道を右折して左折を2回したら、自宅に着いたのだが、その時、メーターのカウンタは0000.1であった。つまり、あとたった100mだったのだ。

たかが、数字なのにどうしても気になってしまう、メーターのカウンタ。あなたもカウンターで無駄な出費をしないように注意しましょう。

それでは、次回は2011年に。
 Editor in chief : Acchio F. Magonotti   Copyright : MAGO-NET 2003