No.7

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鉄道模型を見に行った!
 

 4月の末にこのHLTで鉄道模型の事を書いてすでに3ヶ月も過ぎてしまった。しかし、夏休みに入り電車の中吊りや新聞の広告にデパートでの鉄道模型の催し物が目についた。以前から夏には行われていたのに自分が感心なかったから気がつかなかったのだろうか?早速、銀座松屋に行ってみた。そこはまさに子供天国で、オトナはつれて来たお母さんといい年をしたオトナの男だけ。

 入り口で入場件を買うのだがこれが下記のような「定期券」なっているのをみて、うれしいような、自分も仕事ではやりそうなアイデアに苦笑いした。

 会場にはいくつかのジオラマをつないで巨大なジオラマを形成している。しかしこの一部分づつを見ていてもその世界に引き込まれる強さがあるのだつまりこの1枚のジオラマ模型は絵画と同じなのだ。それにリアルな立体感というものが彫刻の世界でもあり、その風景の中に車両が走ってくると、それはもう映画の世界である。
 上の写真は普通のジオラマ模型であるが、下の写真になると表現が加わっている。模型の出来は良くはないが、このバックのシチュエーションを「しよう」とすることが凄いし、他の普通のジオラマの中に加わってしまった時のインパクトがすごい。鉄道の模型の中にCCDカメラを仕掛けてTVモニターで見られるというシステムもあり、それで見たらこの区間を通るとき車窓の風景が変わる体験をできるかもしれないし、それなら嵐の区間や雪の区間など作ったらおもしろうだろう。つまり、この巨大なジオラマは映画のフィルム編集のようなものなのだ。

画像をクリックすると大きな写真が見られます。
 もちろん鉄道マニアはどう考えているのかわからないが、一つのアートでもある。美しくはないが下の作品は、なんか田舎で土地をいっぱい持って畑仕事ができそうな気がする作品である。
 

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 壁の向こうに町が見えるが、憧れや夢を線路に乗せて描いていく人生ジオラマなどもおもしろいかもしれない。この大ジオラマには都会もあったのだが、写真に納める気はしなかった。
 この会場では全長20m位の中に20くらいのジオラマ区間があり、最初はつぎはぎだらけと思ったのだが、この区間ごとのジオラマの世界を楽しむということに気が付いたのが収穫だった。次回はこの逆で超小さいジオラマにいくつものドラマを組み込んだ作品を紹介する。
ミニジオラマ・・・つづく
 Editor in chief : Acchio F. Magonotti   Copyright : MAGO-NET 2003