No.7-2

Hobby Life Times トップに戻る

Back Nomber

ジオラマ不思議な世界!
 

超小さいジオラマにいくつものドラマを組み込んだ作品がこれだ。サイズは左右で50cm位の大きさである。走らすだけならすぐに飽きてしまうが、その細部の作り方と想定しているドラマが良くできていた。会場には接写レンズで撮影したこの町(模型の中の)の写真が貼りだしてあったのだが、それぞれが実物の写真のように見えた。



 今回は上の写真をトリミングして見所を紹介しよう。

上の写真は左中央の踏切の上の駅の前の道にいる子供達なのだが、危なっかしい遊びに夢中な感じが妙に緊張感とリアル感をだしています。接写した写真ではまさに町の風景といった感じです。
この写真は上の子供達の下の踏切だが、カメラをクルマの視点に持って行くと踏切でマタされているイライラを感じるのです。もしかしたら神様はこのような目で我々を小さなジオラマとして見ているのかもしれません。
 写真の右上の部分ですが、実は右側のグリーンの家は裏側がカットされていて、家の中を覗くことが出来ます。家の中には人がいてうたた寝していたような・・・窓の外を通り過ぎる貨物列車の音がうるさく感じるようなそんな、また違ったミニミニ・ジオラマの世界もあることに気づきました。

大昔のTV番組でミステリーゾーン(アメリカの本当の題名はトワイライトゾーン)がありましたが、ある科学者が、研究室にミニ宇宙の空間を作ってしまい観察をしていると、その宇宙は現実の時間の何倍ものスピードで進んでいるというものでした。そして実験室のそとから望遠鏡(小さいモノを見るので顕微鏡かもしれないが)で観察するのです。するとどんどん地球も進化してついに現代になります。そして未来へと進んでいくのです。その際により大きく見える望遠顕微鏡で覗けば未来の出来事を観察でると言うわけです。

 今回のジオラマの世界を観察していたらこの番組を思い出しました。つまり自分の未来や過去をジオラマにしてみると、タイムスリップできるかも知れないし、夢を具体的に見られ励みになるかもしれません。そこで私なら自動車のいっぱい入るガレージからつくるでしょう。庭にプールも作りたいし、寝室には嫁の模型を置いておきたいところだ。というようにジオラマはもしかすると、自己啓発にもなるかもしれないと気づいた今日この頃である。

 さて、最後におまけであるが、先ほどのミステリーゾーンのミニ宇宙内の地球はどうなったかと言うと、最後に爆発してしまうのです。そこで科学者もビックリしたところで番組は「また、ミステリーゾーンの世界でお会いしましょう。」と終わります。

それではまた、趣味の世界でおあいしましょう・・・つづく
 Editor in chief : Acchio F. Magonotti   Copyright : MAGO-NET 2003