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テレビ誕生50周年!
 2月1日にNHKは一日中「テレビ50周年」の記念番組をしていました。その番組の中でも昔懐かしいテレビ受像器が出てきましたが、Mago-Net Timesの「顔なし」さんもお馬鹿らしく一台所有しています。下の写真です。
 このテレビはフリーマーケットで手に入れました。使用できないとは分かっていてもこの箱が欲しかったのです。中身を出して現在のTVをつっこんでリモコンで操作すれば充分だろうと思って購入したのですが、数年経ちまして、ある時にこの手のTVの修理をしてくれる人がいると聞き、一昨年数万円をかけて修理ををしました。2000年の暮れに自宅に届いたこのテレビは部屋の真ん中に置き2001年、つまり21世紀の初めを迎えることになりました。

 親戚一同が集まってきまして、このテレビに目が集まります。そして、スイッチを入れるとそこには現在ではなく、フィンガーファイブが現れるではありませんか。次に出てきたのはユーミンでした。なんで、いくら何でも電波は現在のはず。企画した自分でさえがビックリ。・・・と思ったらスターの隠し芸だったのです。なにしろ、モノクロで小さな画面です。ディティールまではわかりません。しかし、このモノクロ画面で見るだけでニュース番組でさえ昔の映像に思えてきますし、最新型の自動車のコマーシャルでさえ昔の映像に見えてきます。これは一つのタイムマシンかもしれません。

 さて、このTVについて少し話しましょう。上記の画像でも分かるようにモニターの通常時の色はこのくらい明るいグレーです。周囲のグレーのパネルと同じ色ですね。ですからこの中に電気が流れて明るくはなるのですが、一番くらい部分でもこのグレーというわけです。そうですね、初期のモノクロ液晶を思い浮かべてください。そんな感じですから、部屋の中を暗くして見ていたのも頷けます。

 上記のTVは東芝製なのですが、チャンネルは11Chまでしかありません。修理していただいた先生(TVの医者のようなので)に聞いた話では、当初米軍が2Chか何かを使用していたとかで、その後その帯域は解放されたらしいのです。だから、昔のビデオやゲーム機の接続に2Chが空いていたようです。そして米軍の2Ch解放とともに現在の12Chタイプになったようです。

ですから、上記のTVはテレビ東京は映りません。歴史を感じます。・・・と言うことはTV鑑定団は映らないので、番組で取り上げにくいでしょうね。

 スイッチを入れるとかすかにプーンと言う音がして、数分時間をかけてブラウン管が明るくなります。そう言えば反応の遅いことを昔はTVにたとえていたようなこともありましたね。まあ、今ならパソコンの立ち上がりみたいな儀式ですね。

さて、この頃のTV番組のコトなどを調べていたら結構HPがあったので左のコンテンツににリンクをしました。まずはTV50周年を実感してください。

 
このレトロTVについてはいずれまた・・・つづく
 Editor in chief : Acchio F. Magonotti   Copyright : MAGO-NET 2002