Vol.5

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悠々分にするということ?
(アーリーリタイア研究1:レストア生活者)

 Vol.3で、このアーリー・リタイア・タイムスをやりたくてはじめた、MAGO-NET Timesと書いたのだが、またもや1ヶ月ほどが過ぎてしまった・・・。

 なぜなのか?と考えてみると悠々自適生活を自分がしていないからだと分かった。つまり、自分のネタで考えると無理なのである。しかしTVなどでこのような人を沢山見るのだ。お金があるから悠々自適なわけではない。生活に余裕があるのは時間なのかもしれない。悠々時間生活、つまりスローライフということか?しかし、分にしたと言うなら、せわしないことが合ってる人もいる。
 とにかく、このページの目的を発表の場から研究の場にしてみないとダメだと気づいたのだ。

 

 

MVアグスタ175ディスコボランテ
MVアグスタ350レーサー

そこで、今回以前に話をした私の友人(kaz-ishii氏)でオートバイのレストアを仕事にした彼を紹介してみようと思う。元日産自動車のカーデザイナーの彼はゴーンさんの体勢になった時に決心をして退社した。

 彼は退職金をもとに広い自宅の庭に2階建ての作業場兼ガレージ兼店舗を作った。そして残った資金でイタリアへ1ヶ月ほど出かけて何台かの名車を購入し船便で送った。その中には実際にGPに出走したレーサーもあり、相当な資金を使ったようだ。

 彼自身は日産に在社中からオートバイのレストアを趣味としてやっていた。その当時私も2輪のフリーマーケットと言うモノについて行くうちにハマッテしまって、数台の懐かしいオートバイを買ってしまったが、彼の場合は自宅の庭が広かったこともあり100台位集まっていたのではないかと思う。その時は商売ではなく、自分のコレクションとして集めていたのだ。

 しかし、一転してビジネスになったら、商品ストックがいっぱいあると言う事にもなったわけだ。ただ、自分の欲しかった物を売るという狭間の気持ちはどんななのか気になるが、今の彼は割り切っている。

 実際のところレストアのベース車両探しから、錆落とし、塗装、部品探し、エンジン調整、メッキ部品の再メッキなど、相当手間と経費がかかることが分かる。
 彼が最初にレストアしたオートバイが彼が高校生の時に乗っていたYAMAHAのRX350というモダンなバイクで、私なども懐かしさと完成度にビックリしたものだ。


白いタンクが鮮やかなDT1

 その次にレストアしたモノがやはり当時の名車YAMAHAのDT1こと250であった。その当時への思いこみの強さで70年代車を中心にレストアしている。材料が揃った状態で2〜3ヶ月はかかるという。その価格で計算すると経済的に儲かるビジネスではない。彼のオートバイに対する愛情でしかないと思う。その彼はそれでもサラリーマン生活時代のストレスを考えたら、全くストレスが無い生活をしているという。

 彼が自宅であり、店舗も自前で、そして独身であることから、経済的なプレッシャーも少ないからできるのかも知れない。私は集めた数台のレストアをやる暇がありそうもないので、彼に頼もうかと思っている。

 このようにみんながそれぞれの仕事を楽しくてやっている、そんな仲間同士で経済が成り立てばそろはそれでいいかなとも思っている。彼のHPのメンテナンスをして上げるのが私のお手伝いだ。

 読者の方で70年代オートバイに関心がある人は是非、下記のURLをクリックして彼のHPでストック車両を探してみるといい。

 

ビンテージ・モーターサイクル・ショップ
2-Beat
URL:http://www.mago.net/2beat/

 Editor in chief : Acchio F. Magonotti   Copyright : MAGO-NET 2003