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リフォーム!
 このDMTは自分のノリ(興味)が無いと書けない。そこで突然ですが、先にリフォームについてのお話です。昨今、リフォームに関する番組が多い。一番品質の高いのがテレビ朝日の「大改造!!劇的ビフォーアフター」でしょうか?この番組の場合はプロのリフォームですが、DMTの主旨ではTBSの昼間の番組『ベストタイム』の中のコーナー『必殺!リフォーム計画」であろうか。主婦の悩みを旦那と番組がリフォームで解決してあげるという番組だ。見たことがある人なら、その小気味良さを分かると思うが、基本的に先のプロのリフォームは建築に近いがこの手のリフォームは「気分転換」と「散らかった家の片づけ」という内容である。だからリフォームと言ってもピンきりだ。
 しかし、今私が困っているのはこの「散らかった家の片づけ」である。だから、この手の番組を見ていて、ああ、こんなにすっきりするのならやってみようかななどと思うのだが、ちょっと疑問に思うこともある。まず初めに、あの手の番組で仕上がった時に見せる荷物は本当に全て前のモノが収まっているのかどうか?見ていると、飾れるものしかだしていない気もする。
 また、あんなに片づいていなかった住人にあんな飾り棚を作っても絶対に使いこなせないと感じる。そう思っていた矢先に、先のTBSの『必殺!リフォーム計画」で以前にリフォームした家を抜き打ち検査するという番組を年末にやっていた。案の定、1年半を過ぎたその家は元の黙阿弥であった。その場にいたタレントが「奥さんをリフォームした方がいい」と言っていたがそのとおりだ。
 私の場合もその輩なのだが、何とか道具とアイデアで解決したいと思うワケで、できない人ほど永遠のテーマなのだ。この事は本屋で絶対に無くならない「整理術」や「収納術」の新刊本が証明している。私自身もその手の本を出版したので、永遠のマーケットとは思っている。
 しかし、毎年年末には大掃除という気持ちになり、片づけたいと思うわけだが、リフォームして収納スペースを作ってとなるとそんな年末の休みではできないのである。やるなら、今から準備して今年の年末には片づけるそんな大計画が必要だ。
 さて、この片づけだが、一番手っ取り早いのが「捨てる技術」と言う本でかかれている、とにかく捨ててしまえという発想である。この本は一時大ブームになり私も読みましたが、簡単に言えば「持とうと思うな、人生なんて短いのだモノを貯めてどうする。昨日のものは捨てて、今日のモノを買えば良い」と言う発想のもとにかかれているので、一部の人にとってはできることではあるが「技術」とは違う「捨てる発想」とつけるべき内容だ。
 私にはこの「あっさり捨てる」発想はできないので、「自分の人生のある内は持っていたい」と言う発想で「収納」や「整理」というものを考えていきたい。そのための理論が私には有るのだがそれは次の機会にするとして、ここではリフォームと収納について考えたい。
 単純に言えば今悩んでいるのは「気分転換」なのか?「収納」なのか?答えは「綺麗に収納できて気分転換がしたい」のである。すると、「見せる収納」と「見せない収納」の2つに分かれる。ここで自分のやりたい方向で迷うのだが、この言葉を「見せられる収納」と「見せられない収納」と書き換えると判断しやすい。モノ達が美しく無ければ「見せられない収納」しかない。逆に見せられるモノが多いのならたぶん飾り棚をつくるしかないので簡単だ。そこで「見せられない収納」の人を考えると「隠したい」けど「探しやすくしたい」の問題にいきつく。ようは片づかない人の心理にこの探しやすいという心理があるため、しまえないのだ。しかし結局全てが置きっぱなしなのでものが見つからなくなる。
 まあ、リフォームどころかまずは生活の意識から変えないといけないのかもしれない。そう言えば通勤途中で見たことがある工務店の看板で「リホーム」と間違えて書いているのを見たことがある。手書きの看板で明らかにその店主はリフォームを勘違いしていたと思うのだが、まんざらでもないコピーである。

 さて、肝心なリフォームについてであるが、TBSの番組で片づけの為にやたらとカラーボックスを使うのだが、私はこれば近年大嫌いになった。いつ頃だろうか、その昔にビニールできたタンスがあった(名前を忘れたがファンシーケースといったかな?)30年くらい前の同棲時代や神田川の歌が流行ったまだ貧乏な日本のころである。そのころに、この組立式カラーボックスが登場して来たように思うが、今見るととても貧乏くさいのだ。(私の家にも押入や、物置内に残っているが)たぶんこのカラーボックスを使うと、まさにこの棚がリフォームしたくなる現況になるのだ。たしかに簡単に棚ができるのだが、最近は輸入木材が安いのでちょっと手間がかかっても材木で棚を作った方がいい。なぜなら、カラーボックスのユニットでレイアウトをして行くと絶対旨く収まらないところがあり中途半端になるのだ。テレビ番組の中では旨く収まってるように見えるが結構修正していると思われる。たとえば我が家の押し入るにはカラーボックスが2段では入らない。たったそれだけで予定はくるう。あとは成り行きで結局中途半端になるのだ。
 インターネット上でリフォーム番組について検索してみたところ、この手の指摘が多くされている。つまり、デザイナーが設計し、それにあわせた加工をしたものをその日に組み立てるだけだから番組中で感動があるのだが、その為の「仕込み」がちゃんとあるのだ。ところがいざ自分でやろうとするとその「仕込み」をしなければならない。それには数ヶ月かかるのだ。何しろメジャーを持って寸法を測るところからはじまるのだ。もしもあなたがリフォームをするのなら、最初に必要な道具はメジャーである。さて、リフォームの話は続くのだが、左のコンテンツにリフォームに関する情報をアップしておきましたので、少し研究していてください。

つづく
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