Vol.8

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ただいま、OS-Xに移行中!

 またまた、このDDTの更新が今度は2ヶ月間もされていませんでした。やるきないのかよーと言われそうですが、陰で日夜研究はしているのですよ。

 もともと、新しいMacを買うためにOS-Xの移行を考えたのだが、例の新PowerBookシリーズはなかなか、食指が動かないのだ。その理由の一つが17インチPowerBookはあまりにもでかいのだ。画面の大きさは許せるのだが、キーボードとトラックパッドとクリックボタンの位置がデザイン優先の為、人間工学的にできていないのだ。店頭で触ってみるとキーボードのホームポジションに両手を置いたら、親指の長さが中指くらいないと届かないのだ。アメリカ人は親指が10cm位あるのかも知れないが人類はそんなにないのだ。

 また店頭で見ていたら、日本のノートパソコンの液晶の綺麗なことといったら、そりゃもう写真を貼り付けてあるのかと思っちゃいましたよ。これを見て、綺麗なものに目がないアップルのCEOジョブスが納得するわけがない。絶対に綺麗な液晶になって登場すると私は読んだのだ。

 この話はまた次回にするとしてさて、今回はOS-Xの話。基本的には多くの過去のソフトの問題もありOS-9環境つまりClassicモードでアプリを使う。その不安定度だが、基本的に気にはならないのだ。多くの人が気になって移行をしないようなのだが、今のところ問題はない。たまにおかしくなることがあるが、それはノーマルなOS-9環境でも起きたことである。そのフリーズなり、アプリの終了はClassicOS-9環境が終了することで終わるのだ。つまり本体の再起動はないのである。もう一度、OS-9のClassic環境を立ち上げることになる。

 FEP(日本語変換ソフト)の問題もほとんど感じない。気になることと言えば、私の設定の問題かも知れないが、OS-9用の最新バージョンのATOK14とOS-X用の最新バージョンのATOK15で変換のパターンが違うためにとまどうのだ。これは、OS-X用ATOK15の方に従来は入っていた変換キーのパターンが入っていないのである。もう少し調査するが、変換のパターンの混在があるとは思わなかった。しかし「馬鹿なことえり」よりは良い。

 最初の画像がクラシック環境なのだが、右側のアイコンの違いと、下のDockの事を抜かせば、それほど変わらない。そりゃそうだ、上部のメニューは同じなのだから。左上には虹色のリンゴマークもある。実はこれがポイントでこの下にぶら下がる「機能が動くのか?」心配だった。結論から言えばまったくOS-9の環境だ。一番気になったのがセレクタである、プリンタを使うのに未だにOS-X用のプリントセンターというのがうまく使えないでいる。まあ、古いソフトの作業がメインなので古い水夫はセレクタでいいのだ。これがそのまま使えるのだ。また、クラシック環境ではOS-Xでは全ての文字がキレイに表示されるのだが、0S-9ではドット文字である。実はこれが重要なポイントなのだ。
 このようなWEBページを作ってみると、いろんな環境の人が見る為、いろんなマシンでチェックする。つまり制作者が一番良い条件で作っては問題が発見できない。その点このクラシック環境は便利なのである。
 つまり、クラシック環境では充分昔にもどれるということなのだ。ただ、さすがにクラシック環境から「コントロールパネル」の「起動ディスク」の変更はできない。そりゃそうだ。あくまでもOS-Xの上にあるのだから。

 さて、上の画像がOS-X側に切り替わったところだが上部のメニューがアンチエイリアスのかかった文字になって、左上のリンゴマークも単色の立体マークになる。ここで賢い読者は気づいたと思うが妙に画面がOS-Xらしくないと感じたのではないだろうか?それは色使いのせいである。私も最近まで、いかにもOS-Xという画面でいたのだが、何しろウルサイのだ、アイコンのカラー立体化、Dockのアイコンとエフェクトが煩わしいのだ。(歳のせいかも)そこでお薦めするポイントを教えよう。

アピアランスを「グラファイト」に変更する。

 まずは「システム環境設定」の中の「一般設定」の中の「アピアランス」で標準の「ブルー」から「グラファイト」に変更する。これでやたら目に付くブルーが無くなる。とにかくスクロールバーやら、なんやら、やたらと水滴だらけになのだ。とくにこのMago-net Timesのトップページなどスクロールバーのオンパレードなのである。アップルもこんなデザインがあるとは思わなかったのかもしれないが・・・。

デスクトップを「グレー系」に変更する。

 まずは「システム環境設定」の中の「デスクトップ」の中から「グレー系」に変更する。これで「グラファイト」とのマッチングもよくなり、新しいアイコン達の存在も浮き出てくる。特にこのデスクトップのOS-Xらしさを無くすとクラシック環境での作業がすっかり昔にもどった気分でできるのだ。

Dockのシステム環境設定は左に持ってくる。

 Dockの「システム環境設定」はOS-9クラシックとの併用やOS-Xになれるまでは頻繁に使う。探すのに便利なように左に移動しましょう。ただし、さすがに左端のFinderよりは左にできないので2番目にしましょう。また、「しまうときのエフェクト」という項目は派手な「ジニーエフェクト」はウザッタイので「スケールエフェクト」を選びます。使いなれてきたら、このDockも「自動的に隠す/表示する」を選んで、必要の無いときにはかくしましょう。これで右側のアイコン以外はOS-Xらしさは消すことができました。

 以上のことでクラシック環境でOS-9が使えるようになり、そしてOS-9OS-Xの違いも理解できるようになって行きます。これが一番の近道です。
 ただデータFileの管理のしかたがOS-X方式なので、とまどうでしょうが、これも慣れてくるとWEB制作の際にはデータの階層がわかりやすくて便利だったりします。ファイル管理の「表示」の機能はまめに3つ表示方法を駆使しましょう。最初のアイコンはWindowsと同じフォルダーを開くと階層が下がるタイプで、新たなフォルダーが開かれるMacに慣れた方はとまどいます。2つ目のリストは以前からありますが、これも階層が下がってしまいます。最後の表示方法は、階層が右側に開いていく、とても便利なものです。特に22インチディスプレーなどを使っているととても便利です。

 ただ、今までのMacには便利なラベル表示というアイコンに色を付ける機能がありましたが、それがありません。Windowsを使っていてもそれはありません。しかし、次期バージョンOS-X10.3では復活すると言うので、より使いやすくなるでしょう。

 OS−XとCPUスピードの事

 以前にOS-Xを使うと遅く感じるのでスピードは最低1GHz以上と書きましたが、今回慣れてみたら気にならなくなりました。まあ、Mac本体はすでにG5シリーズに突入して、大半の人は宝の持ち腐れになるでしょう。

 あのデスクトップ・タワー型はあまりセクシーではなくて、私は食指が動きませんね。仕事の道具としては合理的で良いのではないでしょうか。たぶん「動く映像を作る会社」にはあのマシーンが部屋に積まれていくのでしょうね。
 デザイン的に言えば現在のPowerBook G4より黒い革鞄のような旧型PowerBook G3の方が数倍セクシーです。重さもグラマーですが・・・。
 新型PowerBoo G4の15インチはとりあえず、スレンダーな色気の無い今のカタチで登場するのでしょうね。そろそろiBookが新型になっていい時期でもありますね。もしかすると綺麗な液晶とG4を積んだiBookというのもありそうですね。そして、PowerBookは G5に突入か?

 ということで、OS-Xに移行できれば、あわてる必要はないのです。アップルにとってこの記事は得か?損か?
それでは、また。

この項おわり。
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