Vol.3 評価:★★★

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SHARP:新型ザウルスSL-C700が登場!

 PDAの研究した話題を書こうとしていたのだが、その前にシャープからザウルスの新型が登場しました。直前まで私はPDAについて否定的な話を書こうとしていたのですが、この新型ザウルスは結構ユニークなので、これを研究してからの方が良いと考えました。しかし、年末商戦にあわせて早めに情報を流したようで発売は年内ということまでだ。

 さて、このPDAの最大の特長は液晶画面がVGA(640x480ピクセル)だと言うことである。VGAとはパソコン画面の基本サイズである。初期のパソコンの画面を持ったPDAといえるわけだ。従来のザウルスの画面は320x240ピクセルで、つまり4分の1だったわけだ。5年ほど前に登場したPowerZaurusを期待して買ったのだがこの小さな画面サイズの限界を感じていた。その後のパーム系のPDAもこのサイズ以下であり、魅力を感じなかった。
 たとえば、表計算ソフトが付いていて大いに期待したのだが、そのセル数は小遣い帳位しか使えないのだ。
また、スケジュール表の1ヶ月一覧もマス目の中に2〜3の印がつくだけで、内容を知るためにはそれを開かなければならず一覧性ができないのだ。しかし、今回はできそうな画像が紹介されている。

  

たとえば、表計算ソフトが付いていて大いに期待したのだが、そのセル数は小遣い帳位しか使えないのだ。
また、スケジュール表の1ヶ月一覧もマス目の中に2〜3の印がつくだけで、内容を知るためにはそれを開かなければならず一覧性ができないのだ。しかし、今回はできそうな画像が紹介されている。


 


 左の写真のように、縦型PDAとして使えるが画面を回転させることで下のように横型になり、キーボードもついているのである。

外形寸法

(幅)約120mm×(奥行)約83mm×(高さ)約18.6mm(突起部除く。高さは最薄部)

質  量

約225g(タッチペン、保護カード、I/Oポートカバー、充電池含む)


 この形状をしているPDAはドコモのシグマリオンやHPの物があるがこの画面比率はまさにPC代わりになりそうである。また、OSをLinux(R) OSにしてソフト開発をあおる戦略も考えているようだ。
 現状でもPowerPoint(R)の情報を取り込めば、外出先でのプレゼンテーションにも活用でき、Word、Excel互換ソフトをプリインストール。添付データもやり取りできる本格的メールソフトを搭載しているのでビジネスシーンでも本格的に活用できそうだ。

電  源

DC3.7V、リチウムイオン充電池

使用時間(目安)

連続表示:約4時間50分
(使用温度25℃でカレンダーを連続的に表示させた場合<バックライトライト輝度最小時>)


 PIMの機能は以前から進歩は完全に止まっているが、相変わらずマイクロソフトOutlookとの互換性を持っている。しかし、ザウルスの昔の特徴はこのPIM機能だったのだが完成したと思っているのか全然手直しがはいらない。特にアドレス帳の見出しは中途半端で、50音順なのだが「は」行ならその見出しの後半に「ま」行が出ないようにして欲しいのだ。現在のカシオの見出しは頭出しだけで、後ろはだらだらと出てきてしまうのである。
ザウルスのアプリケーション

 

Microsoft(R) Outlookの機能

カレンダー

予定表

アドレス帳

連絡先

ToDo

仕 事

メモ帳(Memoファイル)

メ モ

送信箱

送信トレイ

受信箱

受信トレイ


 WordやExcelは従来はパソコンに転送してから編集して、再度ザウルスに取り込む必要がありったが、SL-C700ではパソコンで直接開いてそのまま編集することができる。

OS

Linux(R)(EmbedixTM)

OSはリナックスになり、CPUスピードも400MHzという数字が入っている。どんな物か楽しみである。

CPU

Intel(R) XScaleTM(PXA250、400MHz)

本体メモリー

フラッシュメモリー 64MB(ユーザーエリア 約30MB)

次回の体験談につづく
詳しくはhttp://sl.ezaurus.com/index_2.html
 Editor in chief : Acchio F. Magonotti   Copyright : MAGO-NET 2002