Vol.2 評価:★☆

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Sony VAIO U : バイオUの感想

 ソニーから世界最小のWindows XP搭載のノートパソコンとしてVAIO U(バイオU)と言うのが登場しました。
まあ、新しい物好きな私としても早速調査にのりだしました。基本的にはこのB6サイズは私の前々から提唱しているサイズなので大いに期待していました。発表後早速ソニーのホームページからスペックを読み、画像を原寸にしてプリントしたりしながら調べたのですが、早速気になることが見つかりました。

 下の写真のように、上から見れば小さな魅力的な製品なのですが、実は右記のようにバッテリーが出っ張っているのです。普通のノートパソコンですとこのバッテリーは増設バッテリーなのですが、このバイオはこれがメインのバッテリーであり、はずす事ができないのです。これが付属バッテリーで最大約4時間である。


別売のバッテリーパック(L)PCGA-BP3Uを使えば、動作時間:約7.5時間-最大約12時間のスタミナ駆動。外出先でも余裕をもって使えるとの事だが、どちらにしてもこの厚みは必要と言うことになる。

 この機種はそのうちにこのバッテリーが小さくなって登場してくると思う。だってソニーらしくないでしょ。

 世界最小ノートパソコンとしてVAIO Uであり期待を持って店頭で見た。一番の問題は上記に書いたバッテリーの問題だが、それ以外にもポインターの動きが遅いこととスティック部分のゴムの感触がすべすべしていて感触がが悪い。
また、クリックが左側にあり基本的に両手でつかんで使う設計になっておりゲーム機のようであり両手使いができない人には返って使いづらいです。私は元々ゲームをしていなかったため、両手でつかむこの使い方にはなれることができない。

 私の使っている、98年型のカシオのFivaは大きさがほぼA5サイズでその時点では世界最小のWindowsパソコンだった。画面は800x600のサイズなのだが、右側にスペースにマウスパッドがあり、独自の技術でそのパッドをたたいたり、ドラッグすることでクリックボタンの代わりになる。また左のキーボード面にVAIO-Uと同じようにクリックボタンも2つそろっている。このインターフェイスの方がバイオより使いやすい。
 バイオUの場合プレステのユーザー向けかも知れない。またキーボード上の文字表示も少し読みにくいデザインだ。もっとシンプルで読みやすい方がいい。この大きさのキーボードはブラインドタッチというわけにはいかない。どうしても文字を確認しての片手入力になるだろう。
 最後にどうしてもCPUのスピードが遅く感じることだ。特にポインタの動きは鈍い。設定で早くしても感触はわるかった。早々にVAIO-U2として登場してくる機種に期待したい。

詳しくは http://www.vaio.sony.co.jp/Products/PCG-U3/
 Editor in chief : Acchio F. Magonotti   Copyright : MAGO-NET 2002