1998.6.26
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第2話 Macwindoshの詳細を紹介します。
 まずは下の図をごらんください。コンピュータ本体のデザインは初期のPowerBookのような実にシンプルな四角い筐体です。そうです。角の丸い本なんてありません。本は四角いものです。そしてそれなりの厚さも無ければ本では無くDyna Bookとは言えないのです。最近流行の薄っぺらなコンピュータはPaper Magazineサイズと言う物です。Appleから最近出たPowerBook G3と言う奴は、PowerBook Bag G3と言うものです。あの筐体はApple製ブリーフケースかバッグと言えます。
 さて、我がMacwindoshはA5ファイルサイズと言う大きさです。PowerBook 2400より周囲が30mmほど小さく、重さも2kgのPowerBook 2400に比べて750gも軽い1,250gと軽量です。
 マシン本体についてはまたあとで説明するとして、画面上の説明をしましょう。
 見て解るようにおなじみMacのデスクトップ画面です。ちょっと書き出してみましょう。

1.プルダウンメニュ (カット&ペーストやリスタートや終了もできます)
2.アップルメニュ 
(コントロールパネルを開いたり、電卓を出したりできます)
3.デスクトップアイコン 
(Macアイコンがコンピュータ本体です)
4.ハードディスク、3.5 FDアイコン 
(おなじみですね)
5.ゴミ箱アイコン 
(ゴミが入っていれば、フタがあきます)
6.フォルダアイコン 
(おなじみMacのフォルダです)
7.デスクトップ・パターン 
(Mac OS8のデスクトップです)
8.グレー調のウインドデザイン 
(あのWindowsブルーでないだけでGOOD!)
(上の画像は、あなたのモニターがMacintoshで画面サイズの設定が標準なら原寸サイズになります)
(Windowsの場合は一回り小さく見えます。原寸の左右幅は187mmです)

どこが、Macwindoshなのか(マックゥィンドッシュ)

 すでにお気づきの方もいるでしょうが、コンピュータはWindowsのマニアの間で幻のマシンと言われたチャンドラと言われる機種です。この機種を選択した理由は「Digital fukuda'sのモバイル特集」に詳しく説明してあります。当初、私はモバイルできる小型のMacを望んでいたのですが、それは無理な事がわかりました。そこでWindowsマシンをMacライクに使うことで我慢しようと思い研究しました。
 実際のところモバイルで使いたいソフトはワープロと通信と表計算くらいですから、Windowsでもあまり差はないと言うことです。ましてクラリス製品などMacで成功したソフトのWindows版もあるワケでデスクトップやアイコンのデザインセンスを我慢すれば何とかなるだろうということです。
 と、その時は鼻をつまみながらWindowsを使えばいいやって気分でした。そしてWindows機を選択肢にしたとたん、機種の多いのにビックリ。(あたり前だけど)また、ソフトも選択肢が増えてちょっとうれしいような、裏切り者の気分のような不思議な感じなんです。そして今まで全然見なかったパソコン雑誌のWindowsマシン記事を読んじゃいまして、すっかりWindows通になってしまいました。その上で選択したのが、このチャンドラマシンと言うわけです。

ああ、
「チャンドラの箱」を開けてしまったのだ

(パンドラの箱のしゃれです)

 このマシンOEM製品で数社から同じような製品が出ています。その中で独自のモデファイをしている日立製品を私は選びました。(デザインは一緒ですが、筐体の強度などが他社より良いみたいなんです。)スペックはMMX Pentium166MHzという奴でメモリーは96MBフル搭載しました。(Macだったらそんなもん!てな量ですが)
 
ハードディスクは2.1GBということで会社のタワー型Macと同じ容量。こんな小さい奴が。テキスト中心で使うのに。一生使えるかも知れない。(と昔Macintosh IIの40MBハードディスクに感激したことがあったが・・・)液晶画面は800 x 600でPowerBookと同じです。
 秋葉原へ探しに行ったら結構マニアの間で売れていて在庫が少ないんです。やっと見つけて、思いっきり買っちゃいました。帰りにラオックスでMacユーザーに全く縁のないロータスの製品まで買っちゃって、私はすっかりあちらの人になってしまうのか・・・。(まあ、この製品の事はあとで紹介しますが、とってもMacライクな作りなんです。おすすめ商品です。Windowsじゃないと使えないけど。)
 以上のような経過からマシンは日立FLORA Prius note 210というものです。この製品はアプリケーションソフトのバンドルがありませんから、自分で用意する必要があります。OSはいわずと知れたWindows95がついていまして、ついでにInternetExplorer4.0もついています。と言うよりも、出だしからこのIEInternetExplorer以下IEとします)の洗礼を受けます。なんとフォルダーの表示そのものがIEなんです。なんだこりゃ。店頭で比較していたときから、なんだかわかりにくいなと思ってましたが、これはやりすぎでしょう。一体どこからどこまでがコンピュータの中身でどこからがInternetなんだ。店頭では全くの素人でしたから、この辺の設定とか解りません。やっとマニュアルを見て理解できました。早速フォルダの表示設定をWeb風から従来のWindows風、つまり普通のフォルダ表示に変えました。何でもかんでもブラウザーにすりゃ良いってもんでもないだろ。

上が、Windowsのデスクトップだ
 ああ、センスの無い色使いにくどいアイコンデザインですね。もちろんバックの色や柄は設定で簡単に変えられるわけですが、ウインドウの色使いのサンプルはどれもセンスが無いのです。そこでMacの基本であるグレー調に自分で調整して作るしかないのです。
 次に下にあるタスクバーと言う奴を上に持っていき、My Computerアイコンとゴミ箱(Recycle Binというらしい)を右側に移動し、ついでにハードディスクと3.5FDのショートカットアイコンを作って置いてみました。これでだいぶMac的になったかと思うのですが。
上が、Macintosh風のデスクトップだ
 あとはデスクトップパターンの色をMac風にすればだいぶ良くなるでしょう。しかしWindowsの基本背景色にはMac的物は無いのです。一番良いのはあなたが使っているMacの柄を切り出して入れることです。後はスタートメニューやらWindowsが目についてしまいますが、このWindowsのタスクバーと言われるものは普段隠す事ができるので、かくしてしまいましょう。
 とりあえずこれで我慢しようとした直後にスバラシイ情報が入って来ました。それは「WinMac」というフリーウエアソフトがあるというのです。そのソフトを使うと上部にMac特有のAppleマークとプルダウンメニューがつくというのです。以前からMacのデスクトップの画像をバックに表示すると言うのはあったらしいのですが、このフリーウエアはプルダウンメニューがそれなりに機能すると言うではありませんか。早速、やってみることにしました。そのレポートは次のページから始まります。

第3話「Macwindoshに仕立てるために。」へ続く

 

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